今、日本でM&Aへの取り組みがもっとも激しいのは、調剤薬局といってよいだろう。調剤薬局を含む、ドラッグストアチェーンのM&Aは、本当に激しい。イオンが傘下のウエルシアなどの統合に踏み切ったのは記憶に新しい。

アドバイザー目線でいえば、M&Aキャピタルパートナーズがこの道の第一人者でここに力をいれて、結果を残し、上場まで至った。アドバイザーではなく、各企業、M&A専任者を置き、日々案件の情報を探しているような状態だ。

これらの企業はやはり一定以上の規模を求めている。一方で個人事業の調剤薬局は、なかなか大企業では買収できない。薬剤師を派遣し、管理コストを考えると利益がでないからだ。また３，４店舗程度でもかかる手間を考えるとなかなか難しい。したがって、もっとも激しいといいながら、売り手と買い手がマッチングしていないこともありうる。実際に弊社にもそういったお問い合わせをいただくこともある。そう簡単ではないが、こういったブームの落とし穴にもチャンスはあるのではないだろうか。調剤薬局はまだ売り手市場だ。潮目が変わると急に買い手市場になってしまうことも十分ありうる。少しでも売却したらどうなるのか、どんな可能性があるのか、とピンときた方はお気軽にお問い合わせをいただきたい。

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。