ノジマが携帯販売のITXをおよそ500億円で買収し、今の2倍の規模へ
ノジマが携帯販売のITXを500億円程度で買収すると報道されている。本件に関しては、昨日、正式にリリースされているが、その前に報道が先走りをし、ノジマの株式売買が一時停止されている。そろそろ、こういったリークはやめたらどうだろうか。数時間差の情報に重要性を感じないし、何より、アンフェアだ。アンフェアであることを報道機関がどれだけ認識しているのか、不安になる。
さて、この携帯事業を行うITXだが、ノジマのリリース(アイ・ティー・エックス株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ)によると、かなり大きな企業だ。
売上が2,500億円、営業利益72億円、経常利益57億円、当期純利益57億円。償却費負担もあるので、キャッシュ・フローははっきり分からないが、税負担も考えると、現状の業績をベースにすると回収には10年間以上はかかるのではないだろうか。
買い手のノジマは総資産800億円程度、今期の売上見込が2,100億円、営業利益35億円、経常利益50億円、当期純利益27億円の会社だ。この買収により、規模は現在の2倍以上となる。
買収資金は、ITXの借入の借り換えを含めて850億円程度の借入でまかなうということだ。最大のリスクはそこにある。要するに予定通り稼げなければ、破綻の可能性もあるということだ。しかし、家電量販という競争の厳しい業界での生き残りを考えれば、どこかで経営者は決断をしなければならない。絶対に勝てる勝負などない。そんななかでこのトライは素晴らしい。今後の経緯をしっかりと見ていきたい。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
ノジマ社長、ITX買収「国内最大規模の携帯販売事業を確立する」 :日本経済新聞 http://t.co/NhOQYl3ohp
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
ノジマの売買を一時停止=東証 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://t.co/EWNVP4pZwO
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