NECの業績が良化しており、ビッグローブ株売却がきっかけで増益になったと報道されている。

たしかにこういって益出しで決算をお化粧するのは以前から使われているテクニックである。しかし、こういう益ネタを持っていること自体が伝統企業の強みだ。

ソニーが本社を売る、パナが事業の切り売りをする、NECがビッグローブを売る、ソフトバンクも業績低迷に苦しんでいるときには、ヤフーの株を売って資金を作っていた。

こういった益、そして換金できる資産を持っていること自体が強みであることはあらためておさえておくべきだ。逆にいえば、今絶好調の経営者は将来に向けて、一時的に業績が悪化した場合に備え、益出し、資金捻出できる資産を準備しておくことが重要だ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ＮＥＣの前期純利益８％増　ビッグローブ売却で一転増益　：業績ニュース ：企業 ：マーケット ：日本経済新聞 http://t.co/TgXqx0tYhB

2014/04/25 05:04:19

 

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