東京エレクトロンが買収したソーラーパネル製造事業に関する減損損失を328億円計上し、赤字転落しており、2012年に買収したばかりにもかかわらず減損計上が早い、また買収金額よりも多額の金額を減損計上しており、極めて目立つ旨が報道されている。

おそらく、これはアプライド・マテリアルズとの経営統合の影響によるものだろう。以下の記事にもあるが、統合後は半導体と薄型パネルビジネスに集中する予定で、それ以外の不採算部門は閉鎖、売却などされる可能性が高い。それに向けての第一歩とみてよいだろう。したがって本件は統合前にすでに織り込み済みで、速やかに処理がされているとみてよいのではないか。M&Aは第三者に経営実態をさらけ出さなければならないため、こういった判断を先送りすることがやりずらいという点もあるだろう。

いずれにしても経営のスピード感がこれだけの大型統合直後に見られるのは、外資系らしい。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

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2014/01/20 05:51:54

 

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