サーベラスが西武株の売却がありえない、と報道されているが、これは当然である。
彼らはファンドなので、近い将来のexitを考えている。それが西武の再上場だということだ。
再上場なしに、サーベラスは当初の目標を達成できないわけだ。

これに対し、西武はその論点をはぐらかしている。資本の論理ではありえないことをもっとしっかり理解すべきだ。

支配するかどうかは、買い手が提示した条件で、既存の株主が株を売るかどうか、内部統制は上場水準を満たすかどうかの判断基準にしているだけ。資本の提供者である株主を完全に無視した西武の動きには？を投げかけざるを得ない。

彼らは「資本と経営の分離」「株主有限責任」などのベーシックな用語を本当に理解しているのかすら、不安になってくる。こんなことを放置していると、ますます海外からの資金が日本に興味を持たなくなる。そういったより大きな問題として本件はとらえるべきではないだろうか。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

「西武株の売却、ありえない」　ＴＯＢの米サーベラス – 朝日新聞デジタル (http://t.co/kz4L0iZ14Q) http://t.co/F4P62Kud5z

2013/05/25 07:34:45

 

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