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同族経営にアイリスオーヤマがこだわる理由に賛同

アイリスオーヤマが53年ぶりの社長交代で、息子を抜擢したと報道されています。ぜひ、以下の記事はオリジナルをご確認いただきたいと思います。

同族経営にはメリットもデメリットもたしかにあるでしょう。以下の記事で一番、私が共感したフレーズを引用します。

***以下、引用***
ただ、正直に言うと20年前から息子を社長にしようと思っていた。サラリーマンの中から選ばれてきた人は、周りに配慮しすぎて判断に時間を要する。オーナーは株主でもあるので、判断を下すスピードも速い。

同族経営がネガティブに見られるのは情報をクローズドにするから。当社は社員に対して情報をオープンにしており、密室はいっさいない。大事なのは創業の理念が引き継がれること。そのためには同族経営のほうがいい。
***引用、ここまで***

判断を下すスピードが早いこと。それは、所有と経営が一致しているからです。サラリーマン経営者は、株主の立場を考え、意思決定が遅くなる、あるいは長期的な判断ができないことも多いのが実情です。

同族企業=社長=株主ですから、株主のため、自分のため、会社のためという利害が一致します。危険なのは、それで従業員の利益を損なう点ですが、長期的に見ると、自分達だけが稼いで、従業員に悲惨な扱いしかしない企業は生き残れません。そのようなデメリットを理解していれば、同族にもよいところがあります。

そして、会社が苦しい時、同族経営者は逃げることができません。サラリーマンが最大でとれるリスクは、会社をやめることです。同族経営者はそれができません。普通の方が考えている以上にシビアな立場に彼らはいます。会社が資金不足になれば、自腹を切ることも普通にあるのです。

これがM&Aの場面でも、即断即決につながります。判断のスピードが早いのです。極端にいうとその場で決められるトップがいるのです。いったん持ち帰って資料を作り込んで、役員会での質疑応答のために、準備をしている間で、トップが即決して買収を決めるケースもままあります。

早ければよい、というわけでもありませんが、私も同族経営のよい点もたくさん見ています。苦しい時踏ん張るのは、同族のことも多い。同族だからと甘くみることなく、むしろそのメリットを活かしている企業も多くあることは知っておいて損がないと思います。

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