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CASHの70億円売却は売却金額が跳ねる典型的パターン

CASHが創業8ヶ月でDMMが70億円で買収したと報道されています。このようにほとんど実績のない、売上のない企業が多額で買収されるときは共通項があります。

それは、買収した企業がカネさえかければ、大幅に売上増が見込める場合です。

今回のCASHはサービスイン直後からサービスを停止するなど、ものすごい需要がある中でサービス体制が確保できず、また将来的にはビジネスの法的リスクもクリアする必要があるサービスという認識です。

DMMは豊富な資金があり、アダルトのみならず消費者対応には圧倒的な経験もリソースもあります。カネをかけることができ、今CASHが抱えている問題を一気に片付けることができる力があります。

また彼らのマーケティング力で、さらにこのサービスで集客ができると触んでいることでしょう。

もう1点、この買収劇の背景にほとんどDD(詳細調査)をやっていないという問題については、こう考えているのでしょう。

まだ不備がたくさんあるビジネスのため、あら捜しのようなDDをしても意味がない。70億円は大金ですが、DMMにとってみれば、これで会社がたちゆかなくなるほどの金額ではない、悪いところを探すよりもこの機会に一気に買収することを優先した、ということだと思います。いわゆる大手一流企業ではこうはいかなかった可能性があります。

もう1つ、大切なことは、これはDMM亀山社長が、直接FBメッセンジャーでアプローチしたものである、ということです。
特にIT系はこうした直接アプローチが有効です。特に買収先がはっきりしている場合には、買ってほしいという先を待つだけでなく、自らアプローチをしていくという姿勢も非常に大切になってきます。

このように今回のCASHは売却金額が跳ねるパターンが揃ったものと思います。
exitを狙う企業の皆さんはこういったパターンを逆算して利用してみてください。

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