M&A News

M&Aニュース

売り手に必要な覚悟 グループインの「覚悟」とは何か(2018年3月8日改訂版)

売り手についての覚悟について、かつて記事にしました。引退する覚悟、売却後、別の事業を立ち上げる覚悟、そして、グループインをする覚悟と3つ例をあげました。

3つ目のグループイン、というは売却を考える経営者にはあまりイメージがわかないと思います。

一方で買収を考える企業にとってはとても大きな問題なのです。

第一に、経営者が抜けることについては、買い手は慎重です。トップが抜けて何の影響もない企業はおそらくありません。できれば、しばらくの間は経営を続けてほしい、あるいは、せめて時間をかけて引継ぎはしっかりしてほしい、というのが当然でしょう。

もう1つ。多くの買い手企業にとっても経営者不足なのです。
企業を買収すれば、経営者が必要になります。優れた経営者は場合によっては買い手の経営者候補にもなりえます。多くの企業で、当事者意識を持って、経営に真摯に当たれる人材が圧倒的に不足しています。買収した企業の経営者は、当事者として、他社に買収をされるほどの事業を作り上げた「経験者」です。

こうした人材はそうそうとれません。買い手からしても、場合によっては本体の役員、経営者候補ともなりうる人材は喉から手が出るほどほしいものなのです。

したがって、グループイン=大きな会社に買収されて、雇われ社長に成り下がる、というネガティブなものではなく、大手のリソースを使いつつ、場合によってはさらに上のレベルの経営に携わることのできる大きなチャンスにもなりうるわけです。

グループインをする「覚悟」を決める際には、ポジティブな側面もよく考慮にいれていただければと思います。

**
売り手にとって、M&Aに必要なこと。

たくさんあると思いますが、「覚悟」は大切なのだと思います。

会社を手放す「覚悟」、会社を売却してしまったあと、もうビジネスから引退する「覚悟」、あるいはまた別の事業を立ち上げていく「覚悟」、あるいはグループインをして、経営陣の一員として新たなスタートをする「覚悟」などなどです。

これには根拠なき自信が必要なのではないでしょうか。その自信、ポジティブな側面が他社に買っていただけるようなビジネスパーソンにはそもそもあるはずです。その方々が「覚悟」を持てない場合には、今はそのM&Aをするべき時期ではないはずなのです。

アドバイザーにとって、しかも成功報酬ベースのアドバイザーにとっては、このディールをやめましょう、と言うのはビジネスとしては辛いことですが、これからも自分に鞭打って進めていきます。

これからは皆様の「覚悟」を早めに見極めることができるようにもなっていければと思います。

売り手の方、「覚悟」はできていますでしょうか。分からない方も、いつでもご相談をお待ちしております。

M&A売却希望

M&A買収希望