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ソラコムのKDDIグループ入りを客観的に見てみました

ソラコムが200億円でKDDIに買収されると報道されています。通信業界の方にとっては、創業から2年、また特定のキャリアであるKDDIのグループに入ること、そして200億円、という金額にかなり驚き、注目すべきニュースになっています。

今回の200億円のバリュエーションについては、リリースをみてもまったくソラコムの業績に触れられていませんので、評価できませんが、すでに資本が37億円あり、昨年5月に24億円VCから出資を受けています(https://soracom.jp/press/2016051101/)。彼は1年程度でexitを完了することになります。
1年前に何%の議決権をとったのか分かりませんが、24億円調達したということは、すでに相当のポテンシャルを持っていたことがわかります。一方で、KDDIの2018年3月期の営業利益は9,500億円の見込です。200−300億円の投資は10−20案件程度手をかけても、本体はビクともしません。したがって、200億円という買収金額は、客観的に見ると不思議なものではありません。

特定のキャリアであるKDDIグループになることにより、他のキャリアとの仕事はたしかにやりにくくなるかもしれません。しかし、向かう先はおそらく海外であり、そこでサービス展開をできる可能性を買い、仮にうまくいかなくても、国内でこの元は十分にとれるとKDDIが踏んだ結果なのでしょう。

たった2年間で、、、とかんがえられる方も多いはず。しかし、このビジネスのように1年間でユーザーが1000倍、10000倍になってしまう可能性のあるビジネスは、買う方からすると少しでも早い段階で買わないとそのうちとても買えない値段がついてしまうこともあります。チャンスを逃さないためには、早めに、かなり高い金額をはってでも買うしかなくなります。これらの条件が重なったのが今回の案件なのだと思います。

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