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トヨタでもハマる可能性のあるM&Aの目的化

トヨタの業績が2期連続、減益見込であるため、株主総会では心配する株主の声があがっていると報道をされています。それに対し、豊田章男社長は、トヨタは守りによりすぎていた、M&Aを含めて、攻めの姿勢も必要と述べたと報道されています。

たしかに中国ビジネスについても石橋を叩き、リスクを徹底的に排除して進めてきました。しかし、それで結果を出してしまうのがトヨタの強さでもありました。テスラとの資本提携も先日解消しています。

今後は自動車ビジネスが、自動運転、電気自動車への転換を含め、大幅に変わろうしています。そこには今までにない変化が必要かもしれません。その手段としてM&Aがあってもよいとは思いますが、あくまでもM&Aは何かを達成するための手段であり、それが目的になってはいけません。

トヨタではありえないと思いますが、売上目標を達成するための売上穴埋めのためにM&Aを闇雲に実施する、というのもM&Aの目的化の1つの例です。

減益とはいっても営業利益が1兆6千億円ある企業です。油断をしてはいけませんが、焦る必要はありません。記事にもあるように50年後にどんな会社になっているのかを明確にイメージし、それに向かって進んでいくことを真剣に検討する時期なのでしょう。M&Aはご縁なので、よいご縁があれば検討は必要でしょうが、トヨタのサイズになると出会い頭のM&Aはないはずで、お互いに思惑を持ちつつ、検討が進むはずです。そういう意味では短期的にM&Aに頼る必要はまったくなく、長期ビジョンを達成するために必要な経営資源をM&Aで獲得できるようであれば、1つ1つ進めていけばよいはずです。

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