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キリンとコカ・コーラの資本提携が頓挫した理由は

キリンとコカ・コーラの資本提携が頓挫したと報道されています。統合を見込んでいたのは清涼飲料水ビジネスでしょう。

記事によると、キリンはお互いに数%程度の株の持ち合いを考えていたが、資本に対する考え方があわなかった、ということです。ここから推測されるのは、コカ・コーラがマジョリティーをとる合弁会社の設立がコカ・コーラからキリンへ提示され、それをキリンが断ったのでしょう。

しかし、清涼飲料水ビジネスでは、圧倒的にコカ・コーラの力が強く、そこで自分たち議決権や影響力を維持したまま、記事にあるような数百億円のコスト削減効果を得る、というのは虫が良すぎる話ではないかと思います。コカ・コーラからすれば敵に塩を送るようなものです。

キリンはサントリーとの統合にも失敗しました。自社が主導権をとっていくことが基本方針なのかもしれません。
それであれば、自分より同等か強い相手との資本提携は難しいでしょう。

それはそれで戦略です。結果は交渉してみないとわかりません。しかし、当初より重要な条件があわないことを確認せずに交渉を進めても、時間とコストばかりがかかってしまいます。これは買収を検討する企業には共通するのですが、M&Aの担当者が、仕事をした気になっていないか、本当に企業の目的にそった活動をしているのか、経営者の皆さんは厳しくチェックをする必要があります。

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