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タカタの再建騒動の背景

タカタがあいかわらず、法的整理ではなく、私的整理をしたいと主張していると報道されています。タカタは、エアバッグのリコール問題をかかえ、リコール費用だけで、1兆円以上、その他、ユーザーへの保証などを抱えており、すべて顕在化したときには、とても資金が足りない状況で、再建問題が取り沙汰されています。

現在の財務状況をタカタのIR情報で確認すると、まったく健全です。いまだリコール費用については1兆円の引当は多額の損失が見込まれる、としてまだ引当を十分にはとりきっていない様子がみてとれます。この引当をとれば一気に債務超過、財政破綻状態になります。

すでに業績は黒字に戻っており、通常のオペレーションはすでに戻っています。メーカーはタカタとの取引を続けており、タカタは自動車メーカーにとっては必ず必要である様がみてとれます。

エアバッグのリコール費用やユーザーからの損害賠償については、自動車メーカーも負担をすべきですし、現状では将来への不確実性が高すぎるのでしょう。当面、タカタの営業はできているわけですから、リコール費用のコスト負担が確定し、各メーカー間の交渉でコスト負担をし、メーカー主導でタカタを継続させたいのではないでしょうか。裁判所に形式的に裁かれてしまうとメーカー側にも不都合はことがあるのでしょう。

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