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エーザイが、負ののれん相当の割安購入益を92億円計上できた理由

エーザイが2016年4月に設立したエーザイ6割、味の素4割の持株比率のEAファーマの会計処理にあたり、日本基準でいう負ののれん相当の割安購入益を92億円計上すると報道されています。

負ののれんとは単純にいうと、買収する企業の純資産よりも安く買収できた場合の金額で、一括で利益計上されます。今回は合弁会社ですから、買収とは異なりますが、ほぼ同じ考えです。

エーザイと味の素が合弁会社を作る際に、それぞれの事業を準備します。その事業の価値を評価するわけですが、エーザイは味の素が出してきた事業の純資産相当額よりも92億円安い株式しか発行しなかったことになります。

負ののれんはどういう場合に発生するのでしょうか。純資産相当額は、会社の清算価値ですから、将来、少しでも利益がでそうであれば、その価値は維持できます。それよりも安く買うのは、純資産が目減りするからです。これから損するわけだから、清算価値よりも安く買って当然、ということです。

今回、味の素の事業は、「味の素製薬」です。経済界の記事にありますが、相当な業績不振で苦しんでいたようで、おそらく今後もキャッシュ・フローの流出が留められなかったのでしょう。リストラの一環で、味の素による手切れ金、リストラコスト相当がこのエーザイの利益になっているということではないでしょうか。


 

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