ソニー創業者が自社が会長を務める企業の資金を使いんだとして特別背任の疑惑がかけられていると報道されている。この問題の詳細は、以下のリンク先をご覧いただくとして、この中で創業家のリスクを大きく感じた。

リンク先の記事を見ると、創業家だから何でも自分勝手にできてしまう、というある意味一般市民からすれば、うらやましい部分も大いにある。株式会社は基本的に、所有と経営を分離させる仕組みだ。会社を所有するのは、株主。オーナーと呼ばれるのはそのためだ。

創業社長が強いのは、オーナーと経営者が同一人物であることだ。これが分離していると、株主の意向を常に意識しながら、スピード感にかける経営をすることになる。

自分勝手な行動ができるのは自分の資産を出しているからだ。うまくいけばよいが、悪くなると、これは社長を辞めれば済む問題でなく、自分の資産が毀損する。その穴埋めをすることは容易ではない。だからといって会社の資産を勝手に使い込んでよいはずはないが、創業経営者はそれだけのリスクを背負っていることを改めて感じるニュースだった。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ソニー創業者の長男に「特別背任疑惑」救いの手なく孤立無援の状態か #ldnews https://t.co/GwDZKRAsgK

2015/11/27 06:11:16

 

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