東芝が決算発表を土曜にしたことに、アナリストが常識はずれだと批判していると報道されている。市場があいている平日にすべき、というのがアナリストの意見だ。

こうなった理由として、社外役員に説明ができなかったためと以下リンク先の記事にはある。
東芝の現在の社外役員を確認しておこう。

○東芝HP
https://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/governance/outside_executives.htm
＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊
大半の社外役員は現役を引退されているようで、スケジュール調整に大きな問題はなかっただろう。今回、スケジュールがつかなかった可能性が高いとすれば、小林喜光氏で現在も三菱ケミカルホールディングスの取締役会長をしている。本業の重要な案件と日程が重なれば、そちらを優先せざるを得ないこともあるだろう。

しかし、東芝の社外役員は、今回はすでに現役を引退されている方が多い。これは現在の状況では、通常の社外役員よりもかなり時間を割く必要があり、臨時取締役会が何度か開催される可能性なども考慮されているものと思われる。東芝クラスの企業の場合、上述の小林氏のように他社の現役経営者が社外役員となっていることも多い。これは現在進行形の経営者からの客観的な意見を聞くという趣旨がある。

社外役員は、月１－２回しか関与しない企業の重要な意思決定をしなければならないため、実はそう簡単ではない。東芝のような問題を抱えた企業は社外役員が必要だろう。今後は、プロの社外役員が必要になるのではないか。問題は人材が不足していることだろう。日本の経営者の抱える大きな問題は人材不足。大企業の経営者は子会社で育つことも多い。大企業ではなければ、独立起業した経験のある人材を社内に取り込み、彼らを経営人材として使う、というオプションもありうるだろう。実際にM&Aの世界ではこういった事例がでてきている。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

東芝決算、異例の休日発表　アナリスト「常識外れだ」　　：日本経済新聞 https://t.co/ptwL4O2txT

2015/11/08 06:34:08

 

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