ガンホーが自社株TOBを実施、結果としてソフトバンクから799億円で買い取り、ソフトバンクでは単体で関連会社株式売却益を780億円計上するという。逆算すると、ソフトバンクは単体で簿価19億円の株式を799億円で売却したことになる。この結果、ガンホーはソフトバンクの子会社から関連会社になるという。

このブログでも書いたが、ソフトバンクはガンホーの子会社化のために、２年前に株式を買い増しして子会社化した。２年経過し、前提は変わったが、ここで一部の株式を買い取って、子会社から外す、というのはいまひとつ理由が分からない。このときに6.37％の議決権をとるのに約250億円ソフトバンクは資金を出している。今回の取引で十分、稼いだということになるが、完全に第三者に売却するわけでもなく、これだけの利益が出したわけだが、子会社化したり、関連会社にしたり、という意図が今ひとつ分からない。

おそらく子会社化、関連会社化は単なる結果であって、グループ会社を含めた投資、回収の取引の１つの結果なのではないか。そう考えるとソフトバンクの本質は投資会社であって、その効果的な投資の結果の１つがこれであり、ガンホーは超優良会社であり、孫泰蔵さんがトップを務めているから、注目される、気になる、というだけなのではないか。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ガンホー、自社株ＴＯＢが終了　ソフトバンクから799億円で取得　：日本経済新聞 http://t.co/7OTNt888lZ

2015/06/02 21:44:35

 

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