ベインが雪国まいたけへのTOBが成功したと報道されている。これで約７７．５％を抑えたことになり、これから全株取得を目指し、上場廃止になる見込という。

このディールについては、このブログでもすでに述べたので、ご参考にしていただきたい。

基本的に、本業にはよいところがあるのに、弱点のある企業はファンドにとっては狙い目だ。雪国まいたけは粉飾決算をした挙句、まだまだ旧オーナーが実権を握っていた。普通の経営管理をしっかりやれば、もっと利益を出せるはず、と考えたベインは今回、旧オーナーが担保にいれていた自社株の担保権を債権者に実行させ、それを買い取る手法を採った。

今後は１００％を目指して株を買い、上場を廃止し、経営管理上の問題をクリアしてから、再上場させることになるだろう。基本的な企業再生の流れだ。こういった手法を大規模ファンドや上場企業だけでなく、中小企業にも広げていけないだろうか、と考えているところだ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

雪国まいたけへのＴＯＢ成立　米投資ファンドのベイン　：Ｍ＆Ａニュース ：企業 ：マーケット ：日本経済新聞 http://t.co/8COWa7HF0O

2015/04/07 17:00:28

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

雪国まいたけ、筆頭株主が交代　米ベイン78％保有　　：日本経済新聞 http://t.co/4iVCNs166c

2015/04/08 06:00:35

 

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