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やりたいことを全部やるために必要なこと。やりたいことを見つけるために必要なこと。

要するにやりたいことをやればよいのです。しかし、それで食っていくには、莫大な時間が必要となります。

今、私は英語とテニスを好きでやっていますが、これではとてもではないが食ってはいけません。

私の仕事と何が違うのかといえば、かけている時間でしょう。私にとっての英語やテニスはやりたくて、好きでやっていることだが、お金を払ってやることなのです。やりたいことには、お金を払ってやることと、お金をいただいてやることの2つ種類があります。

やりたいことをお金を払ってやることと、それを仕事として、お金をいただいてやることの間には、大きな隔たりがあります。仕事としてやれるようになるために、10,000時間かけるということは、それで食っていけるためには必須条件かもしれません。

1日10時間やって1,000日間、約3年間程度努力すれば、やりたいことを仕事してやっていけるでしょうか。この程度の時間は学生でも確保できそうです。高校3年間、大学4年間、没頭すれば10,000時間は確保できます。それだけ努力して、食っていけるようになるでしょうか?プロフェッショナルとしてはまだ不十分でしょう。実務経験を伴っていないからです。

いわんや経営大学院で1年間朝から晩まで1日10時間勉強してもたった7,000時間程度です。これではプロにはなれません。まして社会人大学院生では1日10時間勉強することは不可能で、どれだけやっても、1日3時間、週末2日間で20時間、1週間35時間程度、2年間、死ぬ思いでやって3,500時間程度しか時間を使っていません。しかもそこでは戦略、マーケティング、財務、HR、、、多くの科目を学びます。1科目あたり500時間程度では、プロには遠く及ばす、食っていけるだけの力がつくはずがありません。あくまでのこのスタディは自分が持っているプロフェッションに上乗せをするためのものです。そういう意味ではMBA単体で価値を出すことは難しいといってよいでしょう。

自分のことを思い返してみても、会計士の2次試験合格までに10,000時間以上はかけているはずです。合格するまでに4回も試験を受けたのですから、時間だけはもう少しかけているかもしれません。その後、1日10時間どころでないハードワークを5年間続けて、独立しました。トータル30,000時間くらいが自分で商売をはじめるまでにかかった時間といってよいでしょう。

それでも、開業時は恩師の事務所に間借りをさせてもらってなんとか商売をスタートしたのです。

働き方改革は、このようなスタンスに逆行するものです。仕組を作って、定時であがる。こうした働き方を否定はしません。家庭の事情、健康上の問題でこうせざるを得ない方もたくさんいらっしゃるからです。しかも、その中で驚くほど素晴らしい働きをしてくれる方もたくさんいらっしゃいます。それでは自分のやりたいことはできず、時間の切り売りにすることになってしまいます。しかし、これも大切な仕事です。

そして、もう1つ大切なことです。自分のやりたいことは、自分に与えられたものをやりきってこそ見つかるものです。だからやりきっていない人にはやりたいことは見つからないことが多いのです。真剣に商売に向きあうからこそ、もっとよい商品が作れる、もっと改善できることがある、とアイディアが浮かぶチャンスが増えるのです。やりたいことが見つからないのは当たり前です。それを見つけるために、は目の前に転がっている、一見面倒くさい、やりたくないことでも圧倒的にトップを目指してやりきることが何より大切なことです。

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